ライナスの毛布

たとえば今日限りの恋でもいいさ

これだから伊野尾担はやめられない

裏Fabこと!dɒᖷ -Arena speaks.-が初日を迎えましたね!たくさんレポが流れてきて久しぶりの感覚になりました!

 

ただ、私は申し込んだ公演が尽く外れてしまったため、今回はお留守番です。当落の日から1週間まるまる落ち込んでふとしたときに思い出して涙が出るという生活を送るなかなかの廃人ぶりでした。容赦なく流れてくる当選ツイートや交換、お譲りなどが本当に辛かったです。自名義が当選なさった方は本当におめでたいと思うし、JUMPは絶対幸せにしてくれるよと思う反面、2年も我慢して外出もずっと近場で済ませ、本当に自粛に徹してきた私が外れるんだと絶望して他の人のことを手放しで喜べる状況になかったことは事実です。また、事務所が禁止している方法でチケットを得た方については天罰が下ればいいくらいは当然思っています。

 

コンサートに行けないということももちろんすごく辛いですが、合法的にコンサートを当てた人達を気持ちよく送り出してあげられないことも同じくらい辛いです。JUMPが有観客を待ち望んでいたことはよく知っています。それでもブログなどで「一緒に楽しもうね!」の文字を見るのが辛かったです。だって楽しむ権利がないから。席運を恨むどころかチケットすらこの手にはない。私だったらどの席でも行けただけで感謝するのに。人の幸せを願えない自分に嫌気が差し続けたまま、初日を迎えました。

 

だからこそ、私は初日のいのおさんのブログの更新にすごく救われました。「コンサートに行けなくても、会えなくても、いのおさんの力になれる」と思わせてくれた。どうしようもない気持ちを抱えて家で待つしかない私をいのおさんは置いていかないでくれた。私のように行こうと思っていたけど当たらなかった人、職業や家庭などの事情で申し込みすら見送った人、地域の関係で行ける会場がなかった人など、今回のコンサートに行けなかった人は大勢いると思います。特にJUMPはいつもドーム規模の会場を押さえているのだからアリーナ規模では当たらない人が多くて当然だと思います。こういう人達をJUMPのうち1人でも気遣ってくれた、思い出してくれたことが本当に本当にうれしかった。

 

もちろんほかのメンバーが悪いわけではありません。コンサートが始まるまでの間、いろんなことを考えてくれて、こちらを盛り上げようとしてくれているのは十分すぎるくらい伝わっています。「一緒に楽しもうね!」と言ってくれることから、JUMPが本当に有観客コンサートを実現したかったことが伝わってきて、アイドルはあったかいなぁと思いました。JUMPは絶対会場に行った人を幸せにしてくれると確信できたのも、こういう発言がJUMPから出てきたからです。「一緒に楽しもうね!」と言うこと自体に嫌悪感を持ったわけではないです。だからこそ辛い。誰のことも責められなかった。念願の有観客コンサートを実現したJUMPも、当たって喜んでいる人たちも、悪くないから辛かった。自分たちだって当たらなかっただけで悪くないはずなのに、喜べない。ずっともやもやして嫌になって「この2年何のために頑張ってきたんだろう、真面目に自粛してバカみたい」と私は思いました。今でも半分くらい思っています。でもあのブログで「関係ある」と言ってくれたから、今回行けない人がいるって分かってもらえてるって安心できた。きっとJUMPだって全員そんなこと分かってるはずで、本人が「落選した人には申し訳ない」とか言ったら当たった人が後ろめたくなったりコンサートが盛り下がったりするから言えなかったんだろうと思います。第一私が当選していた方だったら「楽しみだね」と言われることに嬉しさしか感じなかったでしょう。いのおさんの言い方は当たった人達に罪悪感を抱かせず、且つ私たちをもう1回ファンの一員として引き込んでくれた。いのおさんの頑張りに必要だと思わせてくれた。行ける人も行けない人も、誰のことも置いていかなかったところがうれしかったです。

 

レポを読んだらいのおさんのダンスが一層すごかったというツイートがいっぱいありました。きっと私の「頑張れ!」というツイートがなくたっていのおさんはいつも頑張っていると知っています。だけどいつも振り返って「味方でいてくれるよね?ちゃんと応援してよ」って発破をかけてくれる。冗談じみたときもあれば、真剣さがにじんでいるときもある。もうずっといのおさんのことが好きで、尊敬していて、好きなところなんて数え切れなくて、かけがえのない存在だと思っているけれど、会えなくたって好きだと思わせてくれるしなんなら好きを更新してくるなんてとんでもない人だと思いました。これだから伊野尾担はやめられない。次のコンサートは自名義当たってくれるといいな。